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スターバックスはなぜ値下げもテレビCMもしないのに強いブランドでいられるのか?

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ニーズではなく、ウォンツを満たす

ニーズは必要最低限のものだ。合理的で面白みがなく、すぐにコモディティー化してしまう。ニーズを満たすだけの事業やっているのは、平凡な企業ばかりに見える。
ウォンツは感情的なものである。理想的でありワクワクするものだ。

著者によると「ウォンツを満たそうとしているのは、真に注目に値する企業だけ」であり、これを満たすことで強いブランドにつながっていると述べています。

<ニーズとウォンツの違いについて>
ニーズとウォンツとは「目的と手段」の関係と考えるとわかりやすいです。
一般に、顧客から最初にでる言葉は、「○○が欲しい」という場合が多いでしょう。
「ミネラルウォーターが欲しい」「パソコンが欲しい」「コートが欲しい」。これらの言葉は、多くの場合は、ウォンツ=手段です。すぐに意識しやすい手段・ウォンツを発言し、目的=ニーズは、言葉にしていないことが多いでしょう。
たとえば、「ミネラルウォーターが欲しい」はウォンツ=手段です。ニーズ=目的は「のどが渇いているので、冷たい水でのどを潤したい」などでしょう。

  • ニーズとは「目的」
  • ウォンツとは「手段」

ex.
ニーズ「家事の時間を節約したい」
「食器洗い機が欲しい」はニーズではなくウォンツ

つまり、目的を達する手段を?

◉スターバックスのすごいところ
コーヒーは嗜好品ではなく、ただ朝の眠気を覚ます「茶色の刺激物」だった。

◉コーヒーを「楽しむもの」というものに変えた!人々の生活に潤いを=人々に奉仕!

スタバ前= カフェイン摂取の手段に過ぎないコーヒー。
スタバ後=コーヒーの美味しさ・知識を啓蒙しながら成長。

◉ブランディングに躍起になると、商品に対する情熱から、外見を磨こうとする情熱にシフトしてしまう。

◉EDLP(Every Day Low Price)戦略は結局は高くつく!
低価格戦略に取り憑かれた企業は専らコスト削減に従事するしかない。商品やサービスの質・顧客エクスペリエンスの質で勝負する企業は、たった一度のお客様との接触で、価格に見合う価値を提示する

#読書録

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YuWd (Yuiga Wada)
著者
YuWd (Yuiga Wada)
機械学習・競プロ・iOS・Web