元住吉駅まで散歩しに行ったときにアウトレット品として見つけたヤツ。
・寺田寅彦
→ <対象>の問題と深い関わりがありそう
→ 文学の<対象>観を科学に適応させているといえる
→ ex. 椿の落下運動の実験 (俳諧⇔物理学)
「最相葉月 と 池内了の対談」
・池内了
「科学の本質は問題を発見することである」
= 多様なものの見方をすること
→ <対象>の問題である
・池内了
「寺田を批判する人は『問題を指摘する』という重要性をあまり認識されていない方が多いんじゃないかと思いますね」
・寺田は複雑系をよく題材にしていた
・「金平糖の角の研究」
俳諧と科学
- 「連想」: 文学の**<比喩の論理>**を科学に適応させる → バイオミミクリー
- 「<対象>の問題」: 俳諧はモノの見方の問題 = <対象>の問題である
→ 例えば )「椿の花の落下運動」の実験
→ 椿の花を<対象>とするのは、俳諧の影響があるのではないか
→俳諧の本質は、多様なモノの見方をすることである
→ <対象>の問題
・寅彦は、言語マニアだったらしい
→ あと、音楽にも、絵画にも精通しているようだ
・昼寝文学
→ 「私の専門はあくまでも科学者であって文学者ではない。専門の研究のひまひまに何か書いてみる。つまり寝代わりに文学めいたことをやる。「云わば昼寝文学」とでも云ったら適当なぐらいなものである。」
(「私のは昼寝文学です」全集第16巻, p165)
・寅彦は、アウトプット優先であった
→「自分の第一義的な世界では、「つくりだす」「生み出す」ということだけに意義があり、それが唯一の生きていく道であるように見えた。」
「そうして日々何かしら少しでも「作る」か「生むか」かしない日は空費されたもののように思われたのである」
考えたこと
→ とにかく外に向けた思考を続けるべき
→ それを敢えて文章とすることで、思考を深める強制力となるのかもしれない
・作業仮説