「背景の仕組み」
「モチーフの背景」は人々に気づかれにくい「時代性」を希求しようとする衝動を持つ
→現代は普遍性の<中心>が失われている (例えば、ペストに対する恐怖だったり。)
→それ故、現代ではそうした「現代が強いてくる不可避性への感受力」のようなものが欠けた作品が多い
→これが、現代文学にて、「物語性」が氾濫する原因であると筆者は考える
そして、その「時代性」と「物語性」はトレードオフの関係だと考える
考えたこと
本当か???
物語性に与しない新規性は時代性の他にもあると思うのだが…
「固執された<意味>」
<意味>とは、作品から感受できるイメージを全部消したあとにのこった<考えさせられる>全体といったようなもの。
→ **イメージを取り去った後に残る残滓 = イメージに対して、メタ的に与えるモノ **
→ メタ的な構成と性質
考えたこと
文学を文学たらしめる、今まで自分の中で言語化できなかった「何か」とは、<意味>であるっぽい
→ということで、文学では<意味>が重要
<意味>を付与する対象
- 性格
- 動作
- 心情
- 思想
- 感性
- メタ性
- 文体
- 物語の構造
- 視線(ログブリエ参照)