- 状況
- 2ヶ月前,清涼飲料水をキーボードにこぼしてしまった
- 当時,キーボードを外して中を拭いたにもかかわららず,日によって調子が悪い
- → 気温・湿度にキーボードの調子が左右されるようになってしまった
- ある日はなんともないのに,別の日には,キーを押すと鈍い打鍵感
- 糖でキーボードの中にりんご飴が生成されてるような感じ
- ということでキーボードを再度掃除してみることにした
- 2ヶ月前,清涼飲料水をキーボードにこぼしてしまった
- なぜキーボードの内側がベタついているように感じるのか?
- MacBook (2020)はシザー構造のキーを採用している
- MacBook側(基板側)がベタついているのではなく,シザーのヒンジの部分が糖によってベタついている
- 錆びて動きにくいドアをイメージすると良い
- キーボードは意外と取り外せる
- MacBookはキートップだけでなく,シザー内側,シザー外側まで取り外すことができる
- 糖を除去するには?
- 糖は脂溶性ではないことが多いので,無水エタノールは微妙.
- シザー部分だけを水に浸して,ヒンジ部分の糖を取り除いてあげれば良い
- シザー部分を取り外して,水を入れたジップロックか何かにブチこむ
- ジップロックを優しく振って,撹拌してあげれば糖が取れる
- シザー部分だけを水に浸して,ヒンジ部分の糖を取り除いてあげれば良い
- 糖は脂溶性ではないことが多いので,無水エタノールは微妙.

用意するもの
- ピンセット(ドラッグストア)
- 無水エタノール(アマゾン)
- 水
- カード・ヘラ(クレカよりちょっと薄いくらいのカードが使いやすい)
Macbook M1 Proのキーボード構造について
- Macbook Pro (2020)モデルでは,シザー(パンタグラフ)式のキー構造が採用されている
- 昔のmacみたいなバタフライ構造ではないので注意

- シザー式は以下のようにエックス(X)の形になっているのがポイント
- ※ 画像はキートップとシザーを取り外した後なので,あなたのキートップとは一見,形が違うように見えるがご安心を.これはMacBook M1 Pro (2020)モデルのキートップ

- キートップしか外せないかと思いがちだが,実はシザー部分も分離できる
- さらに,シザー部分は内側と外側に分解できる
- 具体的に見ていきましょう
キートップ・シザー内側・シザー外側を取り外す
-
↓キートップを外す
-
シザー部分を外す↓




- さらにシザー部分を2つに分解する
- 結合部分は内側を上方向にスライドしてあげれば,割と簡単に分解できる
- この2つの構造によって,ヒンジのような構造が成立している
- 糖がこの内側・外側パーツ2つの結合部分に流れ込む&癒着しているせいで,キーの打鍵感が鈍く感じる
- 地面に対して並行にシザー部分を摘んだときに,内側のパーツが勝手に回転(地面に垂直な方向に動く)してくれるのが正しい挙動
- 糖でガチガチになってるシザーだと,内側のパーツが微動だにしない
- 手で軽く内側のパーツを押してあげて,どれくらい滑らかに回るか,で確認しても良い
- → この結合部分さえ掃除してしまえば,キーボードは復活する


- なお,キートップとシザーは以下のようにカチっと嵌めることができる↓
- これで一番最初の画像のように見える

取り外し方
- いつか動画はります (TODO)
なぜキーの中がベタついているように感じるのか?
- 糖は脂溶性ではないことが多いので,シザー部分を水に浸して,ヒンジ部分の糖を取り除いてあげれば良い
- シザー部分を分離して,水を入れたジップロックか何かにブチこむ
- ジップロックを優しく振って,撹拌してあげれば糖が取れる


- 最後に,無水エタノールで掃除して完了