漱石を漱石の個人史を元に読み直す本
→ 姓名に収斂するまとめ方が多かった
→ 皮肉にも「金之助」という名前であった彼は、「塩原家」と「夏目家」の間を商品のように往還した、だとか、漱石をカール・マルクスと紐付けてみたりだとか、籍のゆらぎを「双籍」と読んでみたり、漱石は徴兵を忌避するために北海道に「送籍」した、だとか。
個人的には、「文学論」の執筆に関する論理の戦略を筆者なりに考察した第4章がとてもおもしろかった。
漱石を漱石の個人史を元に読み直す本
→ 姓名に収斂するまとめ方が多かった
→ 皮肉にも「金之助」という名前であった彼は、「塩原家」と「夏目家」の間を商品のように往還した、だとか、漱石をカール・マルクスと紐付けてみたりだとか、籍のゆらぎを「双籍」と読んでみたり、漱石は徴兵を忌避するために北海道に「送籍」した、だとか。
個人的には、「文学論」の執筆に関する論理の戦略を筆者なりに考察した第4章がとてもおもしろかった。